- 台湾 仕入れ紀行
- 台湾 仕入れ日記 2013 その2
中国政府公認高級茶芸師・高級評茶員の店主がセレクトするプレミアムな台湾茶・中国茶・茶器をお届けします。
台湾 仕入れ日記 2013 その2
6日(土)朝起きて 窓の外の景色
毎年必ず泊りにいく溪頭夏緹飯店。お湯に浸かりながらこの景色を眺めることができます。癒されます。
マイナスイオンたっぷり、空気が甘い!霧が立ち込めています。
朝の一杯。カップで梨山茶。目が覚めます。
昨夜のスープの効果か、肌がつるつるもちもち!!
今日も阿里山は雨とのこと…残念です。阿里山には行かず鹿谷で過ごすことに。
車で移動中に、茶摘みの皆さんを見つけました。
手の動きが速すぎてうまく写真に撮ることができません。お願いして手を止めてもらい、一枚ぱちり。
指につけているカッターを見せてもらいました。ここにあててスパッときれいに摘むのですね!
両手につけています。
摘み取った茶葉をこの籠に入れて製茶工場に運びます。
茶摘みの皆さんのお茶が入っているやかん。大きい!!
麒麟潭(きりんたん)へ
麒麟潭を見下ろしている山が凍頂山です!!
凍頂山で茶摘みをしている皆さん
凍頂山で作られてる珈琲豆
実は以前から気になっていたのです。鹿谷の街を車で走っていると凍頂珈琲の看板をよく見かけるのです。一度は飲んでみたいと思っていました。
今回、残念ながら阿里山の茶摘は雨でできない状態だったので、今まで気になっていたことをひとつひとつ尋ねることが出来たらと…
凍頂黄金珈琲 200元
ピカピカつやつやしているコーヒーの湯です。酸味は少なくコクがあり、香りもいいですね!
すべてにこだわり、作られているものは湯がみんなピカピカつやつやです。お茶もコーヒーも一緒です。またここで採れる凍頂烏龍茶と同じで、飲んだ後とってもホッとするコーヒーです。
コーヒーの木からとれた生豆
右が雄 全体で3%のみの割合の収穫量
左が雌 全体の97%を占める割合の収穫量
凍頂黄金珈琲は3%の割合で採れる豆のみで淹れたコーヒー。とっても貴重な豆です!!現地でしか飲むことできませんね。
木から採ったばかりのコーヒーの実。掌の一番上が雄、その下が雌の実。
素敵な蓮の花を見つけました!!
コーヒーの木の花
まだ蕾です。花が咲くとジャスミンのようないい香りがするそうです。
蕾も白くてとっても可愛らしいです。
とっても気になっていた凍頂珈琲を飲んでみることもできて、大満足!!現地でしか味わえない貴重なコーヒーをちょっとだけ購入していきます。
もうひとつ、茶花(チャーホワー)ってご存知ですか?原産は中国で十大名花のひとつです。
茶花と人が共に関わり合い2,500年以上の歴史が流れ茶花文化が形成されたとのこと。
ツバキ科ツバキ属学名はCamellia
何千種類もあるそうです。今回はこの茶花を専門に栽培されていらっしゃる方の所も訪ねてみました。
日本でつばきと呼ばれている花ですね。
とっても可憐な花をつけています。
蕾も素敵です。
盆栽タイプ。背の高さよりずっと大きいものも沢山見事です!
接ぎ木されています。樹齢100年、200年の木に接ぎ木されているものもあります。
接ぎ木されているもの、挿し木で育てられているもの。沢山ありました。
広い園内をひと巡り…やさしい色ですね。
盆栽愛好家にはたまらないですね…
大きな茶盤、顔よりずっと大きな湯沸かしポットのある部屋で地元のお茶を淹れてくれながら、説明をしていただきました。
どこに行っても大きなお茶セットがあります。さすがお茶の町。お茶をいただきながら、ゆったりとした時間が流れます。
2日目も阿里山は雨…。結局阿里山には行けず鹿谷で過ごしました(鹿谷も雨が降ったりやんだりの天気)。
ずっと気になっていた凍頂珈琲のこと、茶花、竹が沢山とれるところなので竹製品の専門店などなど…
今までなかなか行くことができなかった所に行くことができました!!
あとは、夜に蛍を見て杉林渓の製茶工場へ登って行きます!!
奥に見えるのが、採りたてキャベツのさっと炒め。手前が筍と鶏肉の煮物。
茶叶鶏
来る度に必ず食べています!!
鶏肉、茶葉、醤油、砂糖、酒少々で作るそうです。
鶏肉と茶葉がとっても合い、白いご飯にぴったりです。口の中に茶葉の香り、ほろ苦さが広がります。
ナマズのスープ煮
生姜の千切りがきいていて◎さっぱりしています。
筍のスープ
薄味でとってもやさしい味わい…。筍にまったくえぐみがなく、柔らかいです。
ナマズのひげがくるっと!!
大禹嶺をいただきます。
お茶作りも手伝っている娘さんが淹れてくれます。娘さんも大禹嶺が一番好きなお茶だそうです。
いただきます!!
ん~~~、いい香り。頭のてっぺんまで香りが行き届きます。
見てください!!この茶湯の見事なぴかぴかつやつやぶり!!
何煎淹れても変わりません。さすが大禹嶺です。
お茶を何煎も何煎も重ねたところでそろそろ山へ登る時間です。
霧の山道をはらはらどきどきしながら標高1,700メートル地点まで…